両面を併せ持つ双極性障害

双極性障害の特徴

元気のない男性

うつ病と同様に精神障害として知られているものに、双極性障害という症状があります。抑うつ症と躁うつ症の二つの症状が繰り返し引き起こされるものであり、うつ病とは違うものと定義されています。しかし、うつ病と同様に治療を行うことで回復することができると言われています。原因は解明されていませんが、身体や心が要因となっていることや、環境、社会的な要因が関わっているのではと推測されています。双極性障害の特徴は、季節や天候などの影響を受けやすいということです。人間は環境が変化すると、その変化に適応しようとします。この働きには自律神経系が密接に関わっていると考えられています。双極性障害は躁うつ病として古くから知られている病気ですが、双極性障害と呼ばれるようになったのは近代になってからです。双極性障害には躁うつ状態を示すⅠ型と軽うつ状態を占めるⅡ型に分けることができます。引き起こされる症状は特に変わりがないとされていますが、細かく紐解いていけば違いを見つけることができます。

躁うつ状態と軽うつ状態

躁うつは抑うつとは違い病気という感覚に陥ることが少ないです。気分が高揚し、ある種ポジティブな気持ちで生活することができます。睡眠をとらなくても平気で動けたり、食事を行わなくても平気だという状態は躁うつ独特の症状といえます。僅かな睡眠時間で意欲的に活動を行うため、健康被害が知らぬ間に引き起こされてしまう可能性があります。また、自分を対しての過剰な評価をすることが挙げられます。自尊心の肥大と呼ばれるこの症状は、酷くなっていくことで誇大妄想に陥ってしまう場合が考えられます。性に対しても奔放になる傾向があるため、異性間のトラブルが増えてしまうケースも珍しいことではありません。ポジティブな要素を多分に含んでいますが、ネガティブな要素が顔を出すこともあるのです。過剰に反応したり、イライラしやすくなるのも躁うつ症状では良く見られます。傲慢な態度を取ることも多く、社会関係や人間関係を上手く築くことができないということも多いのです。軽うつは軽い症状のことです。軽うつ状態は、頭の回転が早く、精力的に物事に取り組むため生産性という面に直結しやすいといえます。仕事や勉強の面など、現れる問題の場面によっては特に問題がないとされています。しかし、逸脱した思考や行動を起こすことが確認されており、この差が通常の状態と軽うつを分ける境界線になっています。